何だかよくわからない超SSS

「ねーぇ?」
ぼーっとした雰囲気の楓が言う。
「何?」
と声をかけられた椛は普通に答えた。
「椛って、お料理苦手だよねー?」
「む…まあ、そうだけど」
「何で椛がお料理苦手なのか分かったよ〜!」
楓はいつになく張り切った感じで話している。
「今更何を…。私は不器用だからさ」
椛は少し、寂しそうな遠い目で呟く様に言う。
「違うよー」
「…?」
「椛は誰かの為を思って料理、したことある?」
「え…あ、あんまり無い…かも」
「それだよ〜!」
楓はビンゴといった様な顔で言う。
「バレンタインに椛から貰ったチョコは
 本当に美味しかった!
 それは心がこもってたからなんだよ〜!」
「まあ確かに…楓に喜んで欲しかったし」
椛はそう言うと、
少し恥ずかしかったのか目線をそらした。
「ふふ、だからねー、
 いつでも誰かに喜んで欲しいと思えば
 椛だってお料理上手になるよ〜!!」
「そんな…もんなのかな…」
「そうだよ〜!」


楓と椛の超SSS。not.死んだ世界戦線
何でやったのかよくわからない。←